毛髪はずっと伸び続けているわけではありません。ある程度の期間成長を続けると自然に抜け、しばらくたつと新しい髪が生えてくる、ということを繰り返しています。
1度抜けても同じ毛穴からまた毛髪が生えてくるのは、なんとも不思議なものかも。でもこれこそがあるべき正常な姿なのです。
細かい話は省きますが、毛髪は毛穴の下にある毛母細胞で作られる新しい細胞が伸びることから生まれます。新しく作られた髪の細胞が、その一瞬前に作られた細胞を上へと押し上げる(体表へと押し出す)、これこそが「髪の毛が伸びる」ということ。1本1本の毛髪が、それぞれにヘアサイクルを繰り返し続ける、というわけです。
1本の髪が生まれてから抜け落ち、「成長期」「退行期」「休止期」を経て、同じ毛穴から次の毛髪が生えてくるサイクルを、ヘアサイクル(毛周期)といいます。
「成長期」は、新しい髪が成長する期間。頭髪全体の85~90%ぐらいを占めています。この時期の毛髪が1日に伸びる長さは0.3~0.4ミリ程度です。毛髪は、毛母細胞で行われている細胞分裂がストップし、成長が弱まる「退行期」(頭髪全体の1%程度)を経て、成長が止まり抜けてしまう「休止期」(頭髪全体の9~14%程度)に入ります。成長期から休止期までは、2~6年(男女差が若干あるようです)と言われています。
なお、健康な人の毛髪は約10万本。1日当たり50~100本程度抜け落ちるのは普通なようです。必要以上に心配してストレスにしてしまう必要はないんですね。